ボードゲームはそこそこ人数が集まらないと遊べないことがほとんどですよね。そのために、遊びたいのに人数が集まらないから、やりたいボードゲームができないという場面は、ボードゲームを遊んだことのある人は、誰もが経験したことがあるのではないでしょうか。
しかし、ボードゲームには人数を集めなくても遊べるボードゲーム、1人用のボードゲームも多く存在します。この記事ではそんな1人でも遊べるボードゲームのオススメを10個ご紹介します。
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10位 「ザ・ゲーム」
プレイ時間:約15分〜20分
プレイ人数:1人〜5人
カードを使ったシンプルなボードゲームです。5人まで遊ぶことができますが、1人でも遊ぶことができるゲームとなっています。数字が描かれたカードを可能な限り出していく内容です。感覚的にはトランプの「ソリティア」のようなボードゲームです。
ゲーム内容も非常にシンプルで明快なので、非常に遊びやすいのも魅力的。そのため1人で遊ぶのもストレスなく遊べるかと思います。ボードゲーム初心者にもとっかかりやすいでしょう。
簡単とは言っても、そんな容易にはクリアできない内容になっています。あれこれ考えながらカードを出していくので、じっくりと遊ぶことができるでしょう。また、本作は拡張セットもあるのでより幅を広げて遊ぶこともできます。1人から5人まで気軽に遊べる万能的なボードゲームの1つです。
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9位 「オニリム 最初の旅と七つの書」
プレイ時間:15分
プレイ人数:1人〜2人
1人から2人まで遊べるカードを使ったボードゲームです。プレイヤーは夢の中に旅立ち、迷宮を抜け出すことが目的となります。
カードを繋げていき、8つの夢の扉を山札が尽きる前にみつけなければいけません。同じ色のカードを3枚連続で繋げた時に夢の扉は現れます。しかし、障害となる悪夢があり、そう簡単には夢の扉は集まりません。
難易度はかなり難しめで、何度も失敗することは間違いないでしょう。しかし、何度も遊ぶうちに攻略法を見出しクリアできた時の達成感は格別なものです。また、悩ましい選択肢が多く存在し、プレイ中に何度も頭を悩まされるでしょう。これらのやっとクリアした達成感と悩ましさは、1人用ボードゲームの1つの魅力だと思います。
拡張セットも販売されていることから、1人で遊べるボードゲームの中でも人気のある作品の一つです。ルールも簡単なので遊びやすいので、ぜひ挑戦してみて下さい。
8位 「アーカム・ノワール 事件簿シリーズ」
プレイ時間:約30分
プレイ人数:1人
クトゥルフ神話を題材にし、ミステリー要素も組み合わせた完全1人用ボードゲームです。プレイヤーは探偵となり、アーカムの街で起きた不可解な殺人事件の真実を追っていきます。完全に1人用ボードゲームですが、ミステリー要素もあって、夜に遊んだら眠れずについついのめり込んでしまうようなゲームです。
感覚的には「ソリティア」に近いですが、先をしっかり読み、計画的にカードを出していかなければすぐに敗北してしまうでしょう。実際に遊んだら、思うようにいかなくて四苦八苦しました。さらに時間制限などもあるので、想像以上に緊張感のあるゲーム体験ができます。
ゲームデザインもクトゥルフ神話のダークでグロテスクな絵柄も魅力的です。また、本作は事件簿1とありますように続編もあります。本作だけに留まらずに遊ぶことができますので、長く楽しめることができるでしょう。
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7位 「ウボンゴ」
プレイ時間:25分
プレイ人数:1人〜4人
パズル系の1人でも遊べるボードゲームです。具体的にはパズルを完成させるまでのスピードを競う、といったボードゲームとなっています。1人プレイならタイムアタックみたいな感じですね。ちなみに「ウボンゴ」とはヒスワリ語で「脳」という意味です。とういう訳で、ゲーム内容は脳トレのようなものとなっています。
「ウボンゴ」は、数十種類あるパズルボードにブロックのパーツをきっちり全部当てはめていくゲームです。ブロックの数は3〜4個とそこまで多くないので、簡単なのではと思うかもしれませんが、意外と悩まされます。
スタンダード版でも1人で遊べますが、より濃厚なウボンゴを1人で体験したいという場合は、完全1人用である「ウボンゴ」である「ウボンゴ ソロ」を購入してみては如何でしょうか。
このゲームの魅力的なところは、若者だけでなく子供から大人まで老若男女問わずに楽しめるところです。子供は知的教育に、高齢な方は頭の体操に良し。全年代遊べる傑作ボードゲームです。
6位 「ナショナル・エコノミー」
プレイ時間:30分〜45分
プレイ人数:1人〜4人
経済を題材とした中型ボードゲームです。ワーカープレイスメント系のゲームで、労働者を上手く配置させて、効率的に生産を行います。
4人で競争しながら遊ぶのも面白いですが、1人用では目標の点数を達成するために熟考してゲームを進めることになります。友達が集まった時も遊べますし、1人では違った面白さを体験できるゲームです。ワーカープレイスメント系で手軽に遊べて、1人でも遊べるとなると、「ナショナル・エコノミー」くらいしかないのではないでしょうか。
ソロプレイでの「ナショナル・エコノミー」は、4人で遊ぶ時とはまた違った面白さを体験することができるでしょう。拡張セットも購入すれば、より濃厚なゲーム体験ができます。
ワーカープレイスメント系のゲームで、様々な戦略を試してみたり時間をかけてじっくりとゲームを楽しみたい。あるいは腕を試したいという方には一度ソロで「ナショナルエコノミー」を遊んでみて下さい。
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5位 「シェフィ」
プレイ時間:約15分
プレイ人数:1人
今回ご紹介する1人で遊べるボードゲームの中では、一番手軽で安価に遊べるボードゲームです。とりあえずなんか1人用ボードゲームをやってみたい!という方には、オススメなゲームですね。
カードを使用して、最初の少ない羊を1000匹まで増やすことが目的です。羊を増やす際、恐ろしい災害が絶え間なく襲い掛かり、羊が死んで数が減ってしまいます。そんな災害を上手くかわして羊を増やしていかなければなりません。
カードには羊の数を増やすカードと羊の数を減らす災害カードがあります。遊んでいると必ず災害カードを使用することになるのですが、どのようにして被害を最小限に食い止めるかが、このゲームのカギです。また災害カードは除去できる機会がありますので、除去もうまく使っていく必要があります。
最初はうまくいかないことが多いですが、コツをつかむとうまく羊を増やしていくことができるでしょう。極めた人は羊を最大でどれだけふやせるかといったことに挑戦する人もいますよ。
1人用ボードゲームは、遊んでいくごとにプレイングが段々と上手くなっていくのが良く実感できます。「シェフィ」もそのような感覚が十分に味わえるので、ぜひ遊んでみて下さい。
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4位 「アグリコラ」
プレイ時間:プレイ人数×30分
プレイ人数:1人〜4人
ワーカープレイスメント系ボードゲームの決定版とも言えるような代表格のボードゲームです。非常に大型でボリュームのあるゲームですが、熱狂的なファンが今でも多い名作となっています。
プレイヤーは1つの家族と農場を運営します。最終的に一番農場を拡大することがゲームの目的です。1人プレイで遊ぶ場合と複数人と遊ぶ場合では、そこまでルールに大きな違いはありません。1人プレイでは、純粋にスコアを上げていくことが目的になります。
傑作ボードゲームの1つだけあって、その魅力はかなりのもの。とは言っても大型ボードゲームなのでルールが複雑なところがあります。しかし、そんな手間など忘れてしまうほど、虜になってしまう魅力が「アグリコラ」にはあるのです。
余談ですが、1人プレイの場合は複数人で遊ぶよりも時間がかかりません。そのため、ひたすらハイスコアに挑戦したい方にとっては都合が良いかもしれませんね。
3位 「エルドリッチ・ホラー」
プレイ時間:約120分〜240分
プレイ人数:1人〜8人
クトゥルフ神話を元にした大型ボードゲームです。このゲームは大人数から1人で遊べます。
ダークな世界観のTRPGのように、少しグロテスクなモンスターがプレイヤーに別世界から襲い掛かってきます。プレイヤーはダイスを振ってモンスターと戦い、クエストをクリアして世界を救うのが目的です。
さらにゲームのラスボスは変えることもでき、クリアしなければならないクエストも変化します。これにより、毎回違ったゲーム展開を楽しめるので、常に新鮮な気持ちでゲームを遊ぶことができるのです。
大人数で遊ぶこともできますが、1人で存分にゲームを楽しみたいという方にもオススメのボードゲームです。大型ボードゲームなので、ルールが複雑なところもありますが、その濃厚な世界観と絶妙なゲームバランスは、病みつきになること間違いなしでしょう。
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https://anboard-games.com/games/post-1709/
2位 「アンドールの伝説」
プレイ時間:約60分〜90分
プレイ人数:1人〜4人
TRPGのような雰囲気が味わえる巨大なボードゲームです。
プレイヤーはシナリオを読みながら目的を達成するために協力をしながらゲームを進めます。その途中では、テレビゲームのRPGのようにモンスターやアイテム、武器などを手にして、冒険をしていくのです。テレビゲームのように1人で遊べることもできるので、壮大な世界観に没入して黙々と遊ぶことができます。
大型ボードゲームなので、ルールが複雑なのではと思う方もいらっしゃると思いますが、安心して下さい。ゲーム中にルールのチュートリアルがあるので、遊びながらルールを覚えていきます。つまり、最初に膨大なルールを覚える必要はありません。そのため大型ボードゲームの割には非常に遊びやすい内容です。本当にテレビゲームのRPGのようなボードゲームですね。拡張セットも多く販売されているので、遊ぶ幅も非常に広いです。
「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」が好きな方には、ぜひ一度手にとってみて下さい。
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1位 「ロビンソン漂流記」
プレイ時間:25分
プレイ人数:1人
個人的に1人用ボードゲームで最も完成度が高く、絶妙なゲームバランスを誇っていると思うボードゲームです。
プレイヤーは漂流してきたロビンソンに島を脱出できるようにサバイバル術を教え込みます。しかし、最初のロビンソンは無知で勇気もありません。放っておいたら間違いなくロビンソンは死んでしまうでしょう。
ゲームは主にカードを使い、名作ボードゲームの「ドミニオン」のようにデッキを構築していくのが目的です。ロビンソンの体力とよく相談して、計画的に弱いカードをデッキから除き、強いカードをデッキに入れていかなければなりません。
最初のうちは、うまく戦略が立てられず、途中でゲームオーバーになってしまうのがほとんどでしょう。しかし、遊ぶごとにコツがわかっていき、うまくデッキを構築できるようになるのが楽しいです。ゲームの難易度も変えられるので、想像以上に遊べるゲームとなっています。
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まとめ
如何でしたでしょうか。ボードゲームはどうしても多くの人が集まらないとできないイメージがあったと思いますが、こうしてみると1人で遊べるボードゲームもたくさんあります。
1人でボードゲームを遊ぶのは、みんなでボードゲームを遊ぶのとはまた違った面白さやゲーム体験ができると思うので、興味がある方はぜひこの記事を参考にしていただけたらと思います。