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トリックテイキングの代表ボードゲーム!「スカルキング」をレビュー!

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「スカルキング」は昔に発売された、大人気のボードゲームです。

トリックテイキングというゲームジャンルの王様とも言われる名作となります。

今回は、そんな「スカルキング」のご紹介をしたいと思います。

「スカルキング」では、大海原での怪物や海賊との戦いが待ち構えております。勝者には財宝や栄光、そしてその勇気が讃えられるでしょう。あなたは、無事に大海原から生還することができるでしょうか。

基本情報

プレイ人数:2人〜8人

プレイ時間:30分〜45分

対象年齢:8歳以上

ゲームデザイナー:ブレント・ベック

「スカルキング」はどんなゲーム?

「スカルキング」は、与えられたカードで数回勝負をし、何回勝利できるかを予想する、トリックテイキングゲームです。

トリックテイキングは、小さな勝負を何度か行い、得点を獲得し合うゲームです。

この「スカルキング」は、このトリックテイキングゲームの代表作と言うほどのボードゲームになります。

オリジナルは2013年に発売されました。今回は2022年に発売された、新版をご紹介いたします。新版は追加ルールなどが追加されており、旧版を遊んでいた人でも新鮮な気持ちで遊べるでしょう。

ゲームの遊び方

①ゲームの準備

  • 全てのカードをよくシャッフルし、ラウンド数と同じ枚数のカードを各プレイヤーに配ります。
  • 「スカルキング」は全部で10ラウンドを行って、勝敗を決めるゲームになります。つまり、1ラウンド目は、各プレイヤーに1枚ずつ、2ラウンド目は2枚ずつといった具合に配ってください。
  • 1ラウンド目で、最初の手番プレイヤーを決めておいてください。また、各ラウンドの最初の手番プレイヤーは、ラウンドごとに左隣のプレイヤーに交代しましょう。
  • 配られたカードは自分の手札として扱い、他のプレイヤーに見られないようにします。

・8人プレイ時の注意点

後半のラウンドで、ラウンド数と同じ数のカードを配れない場合があります。その場合は、各プレイヤーに可能な限り、同じ枚数で配り、余ったカードは使用しません。

②ビットする

ビットとは、自分がこのラウンドで何勝するかを予想することです。自分が配られたカードを見て、自分がこのラウンドで何勝するか予想しましょう。予想したら、拳を目の前に突き出して、待機してください。

全員の拳が揃ったら、「ヨー、ホー、ホー!」と声を合わせて、自分の予想数と同じ本数の指を出してください。(ゼロなら指を出さないでOKです。)その後、「ビットカード」で自分の予想数を表示させます。

③トリック(勝負)の進行

トリックは以下の通りに進行します。

*リードカードやカードの強さに関しては、次項で解説します。

  1. そのラウンドの手番プレイヤーが、リードカードを出します。
  2. 左回りの順番で、1枚ずつ他のプレイヤーもカードを出していきます。
  3. 一番強いカードを出した人が、このトリックに勝利します。
  4. 買ったプレイヤーは、出ていたカードをまとめて、自分の前に置きます。
  5. 次のトリックを開始します。前のトリックで勝利したプレイヤーが、リードカードを出します。

以上の手順を、手札が無くなるまで繰り返してください。

リードカードについて

リードカードはトリックで最初に出されるカードのことを言います。

リードカードが数字カードの場合、リードカードの後に出すカードは、手札にあれば、リードカードと同じ色を出さなくてはなりません。(これをマストフォローと言います。)

リードカードと同じ色のカードを持っていない場合は、手札の任意のカードを出してください。

カードの強さについて

ここでは、カードの強さについて解説します。このゲームの肝となるので、よく遊ぶ前に熟読しておきましょう。

全てのプレイヤーがリードカードと同じ色のカードを出した場合は、数字が一番大きなプレイヤーが勝者です。

リードカードと違う色のカードが出されている場合は、リードカードと違う色のカードを出したカードは、どれだけ数字が大きくてもトリックに負けます。他は、リードカードと同じ色ならば、数字が大きいカードが勝者です。

黒色カードが出た場合

黒色のカードは、リードカードが他の色で、どれだけ数字が大きくても勝てる強いカードです。場に複数の黒色のカードがある場合は、数字が大きい方の黒色カードが勝利します。

スペシャルカードについて

スペシャルカードは、上記で説明したルールを無視して出すことができるカードです。そのスペシャルカードの効果に関して解説します。

逃走カード

他の全てのカードに敗北するカードです。

海賊カード

全ての数字カードとマーメイドカードに勝ちます。複数の海賊カードが出た場合、最初に出された海賊カードが勝利します。

ティグレスカード

逃走カードと海賊カードの能力をうち、どちらか好きな効果を使用することができます。ティグレスカードを出す場合は、2つの内、どの効果を使用するか宣言して、カードを出してください。

スカルキングカード

マーメイド以外のカードの全てのカードに勝ちます。(海賊カードよりも強いです。)

マーメイドカード

全ての数字カードとスカルキングに勝ちます。(海賊カードには負けます。)

*海賊とスカルキングとマーメイドが同じトリックに出た場合は、出された順番に関係なく、常にマーメイドが勝利します。

逃走カードがリードカードになった場合

逃走カードがリードカードになった場合、次のプレイヤーのカードがリードカードとなります。

海賊、スカルキング、マーメイドがリードカードになった場合

そのトリックではマストフォローが起こりません。つまり、全プレイヤーが好きなカードを出すことができます。

④得点計算

得点計算は各ラウンドの終わりに実施します。そして、得点計算方法には2つの方法があります。ゲームを始める前に、好きな方を選択して遊んでください。ちなみに最初は、スカルキングスタイルで遊ぶことを推奨します。

スカルキングスタイル

得点は、最初のビットした数によって変わっていきます。

1以上ビットした場合

ビットの予想が完全に当たった場合は、獲得した勝利数につき、20点を獲得できます。

ビットの予想が1個でも外れた場合は、予想と実際の勝利数の差分1つにつき、マイナス10点となります。

ゼロでビットした場合

予想が当たった場合(1回も勝たなかった場合)予想が当たったことになるので、成功になります。そのラウンド数×10点を獲得します。

予想が外れた場合

そのラウンドに配られたカードの枚数×10が減点となります。

ボーナス得点について

ビットが成功したプレイヤーのみ、以下の条件を満たしていれば、ボーナス点が加算されます。

14のカード

ラウンド終了時、自分の獲得したカードを全て確認します。そして黄・紫・緑の14のカードがあった場合、1枚につき10点を獲得します。また、黒の14のカードがあった場合は、20点を獲得します。

スペシャルカード

以下の通りにスペシャルカードを獲得していれば、ボーナス点となります。

  • 海賊カードで獲得したマーメイドがある場合、マーメイド1枚につき20点加算。
  • スカルキングで獲得した海賊がある場合、海賊1枚につき30点加算。
  • マーメイドで獲得したスカルキングがある場合、40点加算。

以上で獲得した得点が一番多いプレイヤーが勝者です。

ラスカル・スタイルについて

スカルキング・スタイルと違う点は、ビットした数は関係なく、得点はそのラウンドで配られたカード1枚×10点が基準となります。

得点計算は以下の通りになります。

直撃:正確にビットを当てた場合→そのラウンドで配られたカード×10点を獲得します。

かすり:予想したビットと1のずれがあった場合→直撃で獲得できる得点の半分を獲得できます。

命中せず:予想したビットと2のずれがあった場合→獲得できる得点はありません。

ボーナスについて

スカルキング・スタイルで解説した通りの基準で計算してください。

ラスカル・スタイルにおける選択ルール

ラスカル・スタイルにはさらなる選択ルールがあります。以下の通りになりますので、気になったら遊んでみてください。

砲弾

正確にビットを当てた場合、そのラウンドで配られたカード1枚×15点を獲得します。
もし少しでも外れた場合は、0点となります。

0点になるとボーナス点もなくなります。つまり、ボーナス点を獲得するには、まずビットを正確に当てなければいけません。

追加ルールについて

新版には追加ルールがあります。よりスカルキングを楽しみたい方や、上級者はぜひ遊んでみてください。

スペシャルカードの追加

クラーケンカード

クラーケンカードが出たら、そのトリックは終了します。

誰もトリックに勝てず、そのトリックで使用されたカードを全て裏向きに重ねて脇に置き、捨て札にします。また、そのトリックで本来勝っていたはずのプレイヤーが、次のトリックの手番プレイヤーになります。

白クジラカード

白クジラカードが出ていた場合、場に出ている全てのスペシャルカードは、逃走カードに変化します。また、数字カードの色が全てなくなります。

数字カードの色が無くなるということは、色に関係なく、数字の大きいカードがこのトリックでは勝利します。つまり、黒色カードも普通の数字カードになってしまうのです。

もし、同じ数字が複数ある場合は、最初に出したプレイヤーが勝利します。

また、スペシャルカードのみが場に出ていて、すべて逃走カードになってしまった場合は、場の全てのカードが捨て札となり、白クジラを出したプレイヤーが、次の手番プレイヤーとなります。

*もし、クラーケンと白クジラが同じトリックで場に登場した場合、あとに出てきたカードの効果が適応されます。

略奪品カード

略奪品カードは逃走カードと同じように、そのトリックで負けることができます。

さらに、カードを獲得したプレイヤーと略奪品カードを出したプレイヤーの両方がビットを当てた場合、お互いに20点のボーナス点が加算されます。

どちらか一方が、ビットを外してしまった場合、ボーナス点はありません。

海賊カードの能力

海賊カードに個性が付き、それぞれの能力が使えます。非常に面白いルールだと思いますので、ぜひ試してみてくだい。

ロージー・ドレイニー

次のトリックの手番プレイヤーを、自分を含む好きなプレイヤーに変更することができます。

バイジ・ザ・バンディット

山札から2枚のカードを手札に加え、その後2枚のカードを捨て札にします。

ラスカル・オブ・ロアタン

0点か10点か20点かを賭けて宣言します。そのラウンドのビットが当たれば、宣言した得点の分だけ、得点を獲得することができます。外れた場合は、宣言した分の得点数を失います。

ジャニータ・ジェイド

そのラウンドで配られなかった山札を全て見ることができます。

ハリー・ザ・ジャイアント

宣言した自分のビット数を1増やすか、1減らすことができます。(変更しないという選択も取れます。)

感想:トリックテイキングゲームの最高峰!

「スカルキング」はボードゲーム界の有名ゲームジャンルの一つである、トリックテイキングゲームの中でも王様と言われているほどのボードゲームです。

シンプルなルールながらも、運要素と読み合い、賭けの勘定など、様々な要素が絡み合って、絶妙なゲームバランスを誇っていると思いました。

勝利することだけでなく、敗北することも勘定しなければいけないので、無駄な勝負は一つもありません。ゲーム後半になればなるほど、その難しさやピリピリ感は強くなっていくでしょう。

ビットという賭けのシステムが面白く、後半でピッタリ当たった時の快感は凄まじいです。

さらに新版では、追加ルールで海賊カードに個性が生まれました。

それぞれ違う能力を持っているので、よりゲーム展開が先の読めないものとなっています。

10年近く前に発表されたゲームであるのに、いまだに追加ルールがあって、新装されることを考えると、長く愛されているボードゲームであることがわかりますね。

ルール自体は簡単ですが、様々なゲーム要素が程よく絡み合うゲームバランスと、唸るほどの奥深さが、「スカルキング」が、トリックテイキングゲームで揺るぎない地位を誇っている理由なのだと思います。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

「スカルキング」はボードゲームの中でも、人気なゲームジャンルである「トリックテイキング」の王様と呼べるほどの、名作ボードゲームでした。

10年近く世界中で遊ばれ、現在では新しいルールで、より大きな盛り上がりが期待できる、素晴らしいボードゲームです。ボードゲームが好きな人も、初心者の方も、ぜひ「スカルキング」を手にとって遊んでみてください。

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