ボードゲームといえば、ガチガチの心理戦や戦略に魅力を感じる人は多いでしょう。
しかし、もっとラフでバカバカしいようなボードゲームもあります。
「テストプレイなんてしないよ」は、そんなバカバカしさを売りにしたような、パーティゲームです。
とにかく大勢でワイワイ盛り上がりたいボードゲームを探しているという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
基本情報
プレイ人数:2人〜10人
プレイ時間:5分
対象年齢:13歳以上
ゲームデザイナー:クリス・シェリク
「テストプレイなんてしないよ」はどんなゲーム?
「テストプレイなんてしないよ」はアメリカで大人気となっている、爆笑ボードゲームです。
戦略を練ったり、プレイヤー同士の心理戦などではなく、バカバカしさを売りにした楽しいゲーム内容となっております。まるでアメリカン・ジョークをカードゲームに落とし込んだかのようなユニークさが体験できるでしょう。
カードを使用して、そのテキストを実行し、とにかく勝利することがこのゲームの目的です。そのカードに書かれてある内容がバカバカしいものや、理不尽なものが多いので、笑いを誘うことは間違いないでしょう。
ゲームの遊び方
ゲームの準備
- 全てのケード(通常カード45枚とスタートカード18枚)をシャッフルする。
- シャッフルしたカードの束から2枚ずつ、各プレイヤーに配布する。
- 適当な方法(ジャンケンなど)で最初のプレイヤーを決める。
*初めてゲームを遊ぶ方は、スタートカード18枚を除いて遊ぶことをオススメします。
以上でゲームの準備は終了です。
ゲームの進め方
ゲームはスタートプレイヤーから始まります。
その後は時計回り順に、各プレイヤーは手番を進めてください。
手番時の進め方
自分の手番が来たら、まず行うことは以下のことです。
- 山札からカードを1枚引いて、自分の手札に加える。
- 自分の手札からカードを1枚プレイする。(プレイとは、手札からカードを1枚場に出し、出したカードの効果を使用することです。)
- 出したカードの効果を使用した後、そのカードを捨て札にして、適当な場所に置きます。
*出したカードの効果には、必ず従ってください。
以上で手番時にプレイヤーが行う行動は終了です。
上記の行動が終了したら、次のプレイヤーの手番となります。
ゲームの目的
このゲームの目的は、とにかく勝利することです。
カードに記載されてある内容で、他のプレイヤーを全員敗北させましょう。
*敗北したプレイヤーは、手札をすべて捨て札にしてください。以降、そのプレイヤーは特にできることはありません。
「スターカード」について
全部で18枚ある「スターカード」は、通常カードよりも強力な効果をもつカードです。「スターカード」には、表と裏に★のマークが記載されています。
「混沌パック」について
「混沌パック」とは、このゲームを拡張することができるカードです。
他のカードとは別で、横書きとなっているのが特徴となります。
「混沌パック」を使用する場合は、通常のゲームで使用するカードとは混ぜないように、別で山札を作ってください。
「混沌パック」は毎ゲームの開始時に1枚を引いて、そのカードの指示を即座に実行します。その時点で、その指示を実行できなかったプレイヤーは、即敗北となります。
より刺激を求めるなら、2枚引いても構いません。
「白紙カード」について
このゲームにはおまけとして、白紙のカードが同梱されております。
これは、プレイヤーがオリジナルで考えた面白いカードを自由に加えることを可能にするカードです。ゲームに慣れてきたら、ぜひ導入してみてください。
ちなみにですが、ポイントは面白くシンプルであることです。
ゲームの感想:面白ければ良し!ノリを楽しめる人にオススメ!
ボードゲームは相手との駆け引きや戦略性が重要視されるものが多いですが、この「テストプレイなんてしないよ」は、完全にノリだけで遊ぶゲームです。
勝利することが目的とは言ってありますが、一瞬で勝敗が決まったりしますし、真面目に勝利とかを考えることはナンセンスでしょう。理不尽に負けたり、勝ったりすることが、このゲームの醍醐味です。
とはいえ、カードのテキストを読むと、むちゃくちゃなことが書いてあるので、これだけでも中々笑えます。どこから思いついたんだろうと個人的には思いました。(笑)
即席とはいえ、よくここまで膨大なテキストをこのゲーム内容で考えついたと思います。すぐ終わるゲームですので、何も考えたくないときとかに遊ぶのが良いでしょう。
ちなみにですが、「テストプレイなんてしないよ」は黒バージョンというものが存在し、そちらはテキストの内容が変わっており、よりランダム性が増した内容となっております。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
まとめ
「テストプレイなんてしないよ」はノリを楽しむ、パーティゲームでした。
戦略や駆け引きといった要素は皆無ですが、唯一無二のノリが楽しめるゲームです。ある意味貴重なゲームとも言えます。
疲れた時や、とにかくワイワイしたいという方はぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。