地獄の業火に焼かれるのは誰だ!?
地獄の業火から逃れるために、あなたはカードを出し続けなければなりません。
もしカードを出せなくなったら、溜まりに溜まった業火を身に受けるでしょう。
あなたは業火に焼かれる前に、手を打つのか、それともカードを出し続けて業火を避けるのか。ぜひ挑戦してみてください。
基本情報
プレイ人数:3人〜7人
プレイ時間:約20分
対象年齢:8歳以上
ゲームデザイナー:ライナー・クニツィア
「インフェルノ」はどんなゲーム?
「インフェルノ」はカードのみを使用したボードゲームです。
ゲーム内容的には「UNO」に似たゲームとなっております。同じ色か同じ数字を出していくので、非常に馴染みやすく、遊びやすいゲームと言えるでしょう。
「UNO」と違うところは、プレイヤー同士の駆け引きの要素が「UNO」よりも強いところです。そこにクニツィアらしいゲームデザインが練り込まれてることを感じます。
ゲームの遊び方
ゲームの準備
- 数字カード100枚をよく混ぜ、各プレイヤーに12枚ずる配ります。
- 残ったカードは山札として、テーブル中央に置いておきます。
- ジャンケンなどの適当な方法で、「スタートプレイヤー」を決めます。
以上でゲームの準備は終了です。
ゲームの進め方
ゲームはラウンドごとに進み、スタートプレイヤーから始まります。
カードを出し終わったら時計回り順で次の人の手番となります。
実際には以下の通りにゲームを進めてください。
①スタートプレイヤーは、手札からカードを1枚テーブルの中央に出す。
出したカードの色と数字を声に出してください。時計回り順で、次のプレイヤーの手番です。
②手番プレイヤーは、スタートプレイヤーが出したカードと同じ色か、同じ数字(或いは両方同じ)カードを1枚、手札から表向きで出します。
以上で手番は終了です。
次のプレイヤーも、上記のようにカードを出してください。
(前のプレイヤーが出したカードを参考にするのではなく、あくまでスタートプレイヤーが出したカードと同じ色か同じ数字を出してください。)
これは誰かがカードを引き取るまで続けてください。
*つまり、手番が一巡してスタートプレイヤーに戻ってきた場合も、上記と同じようにカードを出してください。
手札からカードが出せない或いは出したくない場合
手番が回ってきた時に、手札からカードを出せない、或いはカードを出したくない場合、それまでに出されたカードをすべて引き取って、自分の手元に置いてください。
この時、出されていたカードが3枚未満の場合は、合計が3枚になるように山札からカードを引いてください。そして、その後にそれらのカードを引き取ってください。
つまり、カードを引き取る時には、最低3枚のカードを引き取ることになるのです。
カードを引き取ったプレイヤーが、新たなスタートプレイヤーとなります。その後、また①からゲームを進めてください。
ラウンドの終了
手札から最後の1枚を出したプレイヤーは大声で「アウト」と宣言してください。
その後にいずれかのプレイヤーが、場のカードをを引き取るまでラウンドは続きます。
*もし、「アウト」を宣言したプレイヤーに再び手番が回ってきた場合、そのプレイヤーは手札からカードを出すことができないので、場のカードをすべて引き取ってください。
場に出されたカードが引き取られた場合、そのラウンドは終了となります。
ラウンドの終了後
ラウンドが終了したら、全プレイヤーは残っている手札をすべて山札に戻してください。
また、ラウンド数はプレイヤー同士で話し合って決めてください。
個人的には3回以上が望ましいかなと思います。
失点の計算
ラウンドが終了したら、失点の計算をしてください。
失点の合計は、メモに残しておいて記録しておきましょう。
計算方法は非常に簡単です。ラウンドで引き取ったカードが失点となります。
その中で赤色のカードは、書かれた数字がそもまま失点です。
その他のカードは失点1として考え、その合計数を計算しましょう。
ゲームの終了
最後のラウンドが終了したら、ゲーム終了です。
各プレイヤーは、すべてのラウンドの失点を合計してください。
失点の最も少ないプレイヤーが勝者です。もし、同点で優勝者が決まらない場合は、もう1ラウンドプレイして勝敗を決めましょう。
感想:「UNO」よりも読み合いが楽しいカードゲーム!
「インフェルノ」は定番カードゲーム「UNO」に非常によく似たゲームでした。
「UNO」と違うところは、ずばり読み合いの要素です。
「インフェルノ」では、最後までカードを出し切る必要はなく、途中で諦めてカードを引き取ることができます。それにより、場合によっては失点を少なくすることが可能です。
このカードを引き取る瞬間、つまり引き際を見極めるのが「インフェルノ」では重要となります。この読み合いの駆け引きがこのゲームの魅力であり、デザイナーのクニツィアらしい要素です。
実際に遊ぶとテンポよくゲームが進行しつつも、駆け引きの要素が楽しめました。うまく読みが当たって、失点を抑えることができたら、相当なアドバンテージです。難しいところですが、まさにボードゲームならではの面白さだと思います。
また、イラストがちょっと過激なところも目を引くところでしょう。あまり子供にはよろしくないかもしれませんので、子供と遊ぶ場合は注意していただきたいところです。(笑)
まとめ
いかがでしたでしょうか。
「インフェルノ」は「UNO」に似ているゲームではありますが、「UNO」よりも読み合い要素が強いゲームデザインでした。
手軽で遊べるに加え、ルール自体も非常に馴染みやすいと思いますので、遊びやすいボードゲームだと思います。もし興味があれば、ぜひ手にとって遊んでみてください。