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ボードゲームデザイナーの巨匠「アレックス・ランドルフ」が手がけた傑作ボードゲーム紹介!

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画像引用:https://hyakuchomori.co.jp/toy/item_game/pages/alex_nachruf.html

 アレックス・ランドルフは、ボードゲーム界を代表するゲームデザイナーの1人です。100個に近いボードゲームを制作し、数々のゲーム賞を受賞しました。現在でもアレックス・ランドルフのゲームは非常に高い人気を集めています。その人気ぶりは大人も子供も熱中してしまうほどです。

 この記事では、そんなアレックス・ランドルフの紹介と彼が手掛けた人気ボードゲームを紹介します。

アレックス・ランドルフについて

 アレックス・ランドルフは、1922年にアメリカで誕生しました。

 広告業界で働きながらゲームを制作していましたが、当時はゲームを売るという考えは当時のランドルフにはありませんでした。本格的に制作したゲームを販売を始めたのはランドルフが40歳手前になるころでした。

 この頃からランドルフは日本に滞在し、将棋の有段者となります。ランドルフは親日でありながら、大の将棋好きであることは有名です。

 7年近く日本に滞在した後は、イタリアのヴェネツィアに移住。そこでゲーム会社を設立し、ゲームデザイナーとして様々なゲームを生み出しました。

 そして2004年、ランドルフはヴェネツィアでその生涯を終えます。享年82歳でした。

アレックス・ランドルフのゲームの特徴

 アレックス・ランドルフは生涯に100個以上のゲームを制作し、その内の17個はゲーム大賞にノミネートされました。

 アレックス・ランドルフの手がけたボードゲームはルールが簡単なものが多いです。しかしランドルフのゲームは、簡単なルールながらも奥深いゲーム性があります。

 簡単なルールの中に独特の駆け引きや読み合い、論理的思考力や推理が内包されプレイヤーを飽きさせません。

 大人なら推理や駆け引きを楽しむことができ、子供は楽しみながら論理的思考力が鍛えられる。そのように大人から子供まで楽しむことができ、さらには教育にも役立つような要素がランドルフのゲームにはあります。

 アレックス・ランドルフのゲームは大人から子供まで全ての人が楽しめるゲームなのです。

アレックス・ランドルフの代表作

 アレックス・ランドルフの代表作とも言えるボードゲームを紹介します。どのゲームも気軽に購入できるものばかりです。小型から大型ボードゲームに分けて紹介します。

ランドルフの小型ボードゲーム

・ドメモ

 プレイ人数:2人〜6人 

プレイ時間:5分~15分

 子供に楽しみながら論理的思考力を学ばしたい時に、うってつけのボードゲームです。

 プレイヤーは自分に見えない数字のタイルを持ち、それらのタイルの数字を当てていきます。

 タイルの数字はそれぞれ枚数が決まっており、相手のタイルの数字を見ながら自分の数字を予測しかなければなりません。

 子供と遊ぶのにぴったりなゲームです。

個別のレビュー記事もありますのでよかったらこちらもご覧ください↓

 https://anboard-games.com/games/domemo/

・ハゲタカのえじき

 プレイ人数:2人〜6人

プレイ時間:約15分

 

 簡単なルールと短いプレイ時間なのに、何度も遊びたくなってしまうボードゲーム。

 ランドルフのゲームの入門としてもおすすめです。

 プレイヤーは決まった数字のカードを手札として持ち、「せーの」で出し合い、一番大きい数字かあるいは誰が一番小さい数字かを競います。

 この時、同じ他のプレイヤーと同じ数字が被ってしまったら無条件で負け。

 読み合いと駆け引きが手軽に楽しめる、ランドルフの代表的ボードゲームです。

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・バイソン将棋

 プレイ人数:2人

プレイ時間:約30分

 将棋好きのランドルフが手がけたボードゲームです。

 将棋と非常に似ているのですが、将棋よりも手軽に遊ぶことができ将棋とはちょっと違った感覚を味わえるボードゲームです。

 プレイヤーは酋長とバイソン側に分かれます。バイソン側は酋長側の川を1匹でも越えたら勝利。酋長側はバイソンを全て倒すか、バイソンの進行を完全に阻止できてば勝利です。

 コマの数はバイソンの方が多いですが、酋長側はゲームボード上を自由に動き回れる犬が4匹います。その犬を使ってバイソンを阻止するのですが、非常に僅差の勝負となることが多いです。

 将棋が好きな方におすすめのボードゲームですね。

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ランドルフの中型ボードゲーム

・ガイスター

プレイ人数:2人

プレイ時間:約10分〜20分

 

バイソン将棋とはまた変わった趣向を凝らしたボードゲームです。「ガイスター」も将棋に一捻りいれたようなボードゲームとなっています。

 ゲームは相手のコマを取るか、特定の場所まで自分のコマを移動させることが目的です。

 しかし、コマには取ってはいけないコマがあります。もし、そのとってはいけないコマを全て取ってしまったら、取ったプレイヤーの負けです。

 そして取ってはいけないコマは相手には分かりません。うまく取ってはいけないコマを相手に取らせるのがこのゲームの鍵です。

 将棋に心理戦の要素を組み合わせたような名作ボードゲームですね。

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・チャオチャオ

プレイ人数:2人〜4人

プレイ時間:約25分〜30分

 心理戦が楽しめるランドルフの中型ボードゲームです。

 プレイヤーは他の人に見えないように筒の中サイコロを振ります。そして自己申告の数字の分だけ橋を渡り、ゴールを目指すのです。

 サイコロは通常の「1〜6」の目が描かれていません。チャオチャオのサイコロには「☓」の面があります。よって「☓」がでたら嘘の申告をして、橋を渡る必要があるのです。

 そして橋を渡る時にプレイヤーは、申告された数字が嘘かどうかを判定します。嘘を見抜いたら嘘を暴かれたプレイヤーのコマは橋の下に落下。本当であるなら、嘘と判断したプレイヤーのコマが落下します。

 変わったサイコロによる駆け引きは、簡単ながらもワイワイと盛り上がること間違いなしです。

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・ウミガメの島

プレイ人数:2人〜7人

プレイ時間:約30分

 チキンレースのようなスゴロク系ボードゲームです。デザインも可愛らしいところが魅力的ですね。もちろん、「ウミガメの島」はただのスゴロクゲームではありません。

 特徴的なところは、相手のコマと同じ場所に止まれば、相手のコマに乗っかることがえきるところ。相手のコマに乗っかると、相手の手番でも一緒に移動することができ、尚且つ相手の手柄を横取りすることが可能です。そのため、相手のコマにうまく乗っかることが鍵となります。

 ちなみに、ウミガメの島はランドルフが手がけた「冷たい料理の熱い戦い」のリメイク作です。

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ランドルフの大型ボードゲーム

・ハイパーロボット

プレイ人数:2人〜99人

プレイ時間:約10分〜

 ランドルフには珍しい大型のパズルボードゲームです。ロボットを動かして指定の場所までの最短距離を競います。一番少ない手数を考えた人の勝ちです。

 完全論理型のパズルゲームなので、得意な人とそうでない人が別れると思います。しかし、子供から大人まで熱中でき頭の体操にもなるという面白いゲームです。

 また、ハイパーロボットはプレイ人数に制限がなく、途中参加も十分にできるゲームですので、どんな人でも気軽に参加できます。そういう意味でも非常に遊びやすいですね。

 遊びやすく、論理的思考力が鍛えられるボードゲームです。

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現在では入手困難なランドルフのボードゲーム

 現在では入手困難なランドルフのボードゲームですが、人気のあるボードゲームをご紹介します。簡単には手にはいりませんですが、ぜひ機会があったら遊んでみたいものばかりです。

・ベニスコレクション

画像引用(https://www.gamers-jp.com/playgame/db_gamea.php?game_id=1114)

 プレイ人数:2人

プレイ時間:約10分

 1996年に美的ゲーム賞を受賞したランドルフのボードゲームです。

 ゲームは水路のタイルを交互に置いていきます。ゲームの目的は水路の環を完成させ、最後のタイルを置いたプレイヤーの勝利です。

 相手に最後のタイルを置かせないように、相手の邪魔になるようなタイルの置き方をするのですが、水路の環が完成できないと立証されてしまったら負けになってしまいます。

 相手にどんなタイルを置かれても勝てるという状況を作り出さなければならない、論理的思考力が問われるボードゲームです。

・イースター島

 画像引用:(https://www.amazon.co.jp/dp/B000VSY4ZI/)

プレイ人数:3人〜4人

プレイ時間:約30分

 1994年にゲーム大賞にノミネートされたレース系のボードゲームです。

 プレイヤーは魔法使いになり神秘の島、イースター島でモアイ像を動かします。

 ゲームに勝つにはモアイ像を早くゴールさせ、石を多くモアイ像にいれる必要があります。しかし石を多くいれるとモアイ像は動かしにくくなるという特徴があるのです。

 早くゴールしたいけど、石を多くいれすぎるとモアイ像を動かしにくい。そのようなジレンマを感じさせるボードゲームです。

 運要素がない論理性が強いボードゲームですが、デザインが逸材です。なんとモアイ像に入れる石は本物の石を使用しています。

・トゥイクスト

画像引用:(https://www.amazon.co.jp/dp/B07HDVH6YX/)

プレイ人数:2人

プレイ時間:30分

 トゥイクストは1968年に制作された、ランドルフのゲームの中でも根強い人気を誇るボードゲームです。ランドルフの初仕事となったゲーム。現在は絶版となっており、入手するのは非常に困難です。

 ゲームは赤と黒に分かれ、「ペグ」という杭を交互に打ち込んでいき、橋を掛けていきます。橋をゲーム盤の端から端まで繋げたプレイヤーの勝利です。

 囲碁のようなボードゲームであり、運要素がありません。うまく相手の進路を妨害しつつ、自分の橋を繋げていくゲームです。

 ランドルフは将棋だけでなく、囲碁も好きでした。トゥイクストは囲碁のような戦略性の高いボードゲームなのです。

まとめ

アレックス・ランドルフのゲームはルールが簡単で、読み合いや推理、論理的思考力が面白いゲームが多いです。ルールが簡単なボードゲームが多いですので、ボードゲームが初めてという方でもおすすめできます。

アレックス・ランドルフは間違いなく、現代のボードゲームに大きな影響を与えた偉大なデザイナーです。ぜひランドルフのゲームを堪能してみてください。

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