「ドブル」は非常にコンパクトなサイズながらも、5種類ものゲームが遊べる手軽なカードゲームです。
フランスで発表され、アメリカでは「spot it!」というタイトルで発売されている、世界的に人気なボードゲームです。日本でも様々なバージョンの「ドブル」が発売されています。
コンパクトながらも、5つの種類のゲームが遊ぶことができ、小さなお子さんでも遊ぶことができます。大人でも十分に楽しめるので、家族や友人でワイワイ楽しむことができるボードゲームです。
基本情報
プレイ人数:2人〜8人
プレイ時間:全て10分程度
対象年齢:6歳以上
ゲームデザイナー:デニス・ブランスコット
「ドブル」はどんなゲーム?
「ドブル」は反射神経や観察力を競うボードゲームです。各カードには8種類のシンボルが描かれており、必ずどれか1種類は他のカードにも記載されています。
ゲームはその共通に描かれているシンボルを宣言して、集めたり押し付け合ったりする感じです。今回はスタンダードの「ドブル」を解説していきます。(発表されてるものには、子供版のドブルなどが発売されています。)
ゲームの遊び方
「ドブル」は5種類のゲームで構成されています。ここからは各種類のゲームを解説します。
あなたが好きな種類のゲームで遊んでくださいね。
①「ザ・タワー」
■準備
- カードを各プレイヤーに1枚ずつ裏向きに配ります。
- 残りのカードをまとめて中央に表向きの山札として置いてください。
■遊び方
- まず全てのプレイヤーは自分に配られたカードを一斉に表向きにします。
- その後、中央にある山札のカードの絵と、自分が表にしたカードを見比べてください。そして2枚のカードに描かれている、共通するシンボルをできるだけ早く見つけましょう。
- 共通するシンボルを見つけたら、そのシンボルをすぐに宣言してください。
- 一番はやく宣言したプレイヤーが、山札のカードを1枚獲得して、配られたカードの上に表向きで置いてください。
- その後は、山札に新たなカードが出現するので、「手順②」に戻って引き続きゲームを続けましょう。
- 中央の山札がなくなったらゲームは終了です。
■勝利条件
一番多くのカードを獲得したプレイヤーが勝者です。
②「井戸掘り」
■準備
- 適当に選んだカード1枚を表向きに中央に置きます。
- 周りのカードをプレイヤー全員に、できるだけ均等に裏向きで配布します。ここで配られたカードが各自の山札となります。
■遊び方
- 全てのプレイヤーは一斉に、各山札のカードを表向きにします。
- 中央に置かれているカードと、山札の一番上のカードを見比べてください。そして2枚のカードに描かれた、共通するシンボルをできるだけ早く見つけましょう。
- 共通するシンボルを見つけたら、そのシンボルをすぐに宣言してください。
- 一番はやく宣言したプレイヤーが、山札の一番上のカードを中央のカードに表向きで重ねます。
- その後は、新しいカードが中央に出現することになるにで、「手順①」に戻って引き続きゲームを続けましょう。
- 誰か1人の山札がなくなったら、ゲームは終了です。
■勝利条件
最初に自分の山札を無くしたプレイヤーが勝者です。
③「アツアツポテト」
■準備
- 各プレイヤーにカードを1枚ずつ裏向きにして配布します。
- 余ったカードをまとめて端に避けておきます。
- 全部で何ラウンド行うか事前に決めておきます。(最低でも5ラウンドは必要です。)
■遊び方
- 配られたカードを、表向きで手のひらに水平に載せます。
- 自分の手のひらと、他のプレイヤーの手のひらに載せられたカードを見比べ、共通するシンボルを探して、そのシンボルを宣言します。
- 宣言したプレイヤーは、自分の手のひらのカードを相手のカードの上に置きます。カードを置かれたプレイヤーは、それが自分の新しいカードとなるのです。もし、自分の手のひらに複数のカードがあった場合は、全てのカードを相手のカードの上に置いてください。
- 「手順②〜③」を繰り返し、手のひらにカードがあるプレイヤーが残り1人になるまで続けます。
- 最後の1人になったプレイヤーは、そのラウンドの敗者となり、手のひらのカードを全て自分の手元に置いてください。その後は「手順①」に戻ります。
■勝利条件
自分の前に置いたカードが、最も少ないプレイヤーが勝者です。
④「毒された贈り物」
■準備
- 各プレイヤーにカードを1枚ずつ裏向きにして配り、自分の前に置きます。
- 残ったカードは表向きの山札として、テーブル中央に置きます。
■遊び方
- 全プレイヤーは、一斉に配られたカードを表向きにします。
- 全プレイヤーは、自分のカードと中央のカードを見比べて、共通するシンボルを探して下さい。
- 先に共通するシンボルを見つけたプレイヤーは、山札の一番上のカードをその見つけられたプレイヤーに渡し、そのプレイヤーの手元のカードの上に置きます。
- その後は置かれたカードを新しいカードと新しくなった中央のカードを使ってゲームを続けます。(「手順②〜④」までを繰り返す)
- テーブル中央のカードが全て無くなったらゲーム終了です。
■勝利条件
自分の前に置かれたカードが、最も少ないプレイヤーが勝者です。
⑤「スリーカード」
■準備
- 全てのカードをまとめて、裏向きで山札として置きます。
- 山札から9枚のカードを引いて、「3枚×3枚」で表向きに並べます。
■遊び方
- 全プレイヤー同時に、表向きに並べた9枚のカードの中から、3枚に1種類の共通するシンボルを探して下さい。この時、3枚のカード全てに描かれているシンボルでなければなりません。
- 見つけたらそのシンボルを宣言して下さい。その後、その3枚を受け取り、共通するシンボルを全プレイヤーに見せて、自分の前に重ねて置いて下さい。
- その後、山札から3枚のカードを引いて、場のカードが9枚になるように補充して下さい。
- 「手順①〜③」を繰り返して、並べているカードが8枚以下になった場合と、3枚に共通するシンボルが無くなった場合にゲームは終了します。
■勝利条件
最も多くのカードを手にしたプレイヤーが勝者です。
感想:単純ながら豊富な遊び方があるボードゲーム!
「ドブル」は世界的に人気のあるボードゲームで、子どもにとても人気があります。個人的にはボードゲーム界のトランプみたいな感じでした。何故かというと、カードだけで数種類のゲームを遊べるからです。
実際に遊んでみると、反射神経が非常に問われるゲームとなっています。一見、単純なゲームに見えますが、実際にやるとうまく共通のシンボルが見つからなかったりで、悔しい思いをすることもしばしばありました。
反射神経がモノを言うので、大人も子どもも差がでないので、ついムキになってしまうでしょう。そう考えると、「ドブル」はかなりファミリー向けなボードゲームだと思います。世界的に人気なのも頷けますね。
個人的に一番好きなのは、「スリーカード」でした。これが一番難易度的にも盛り上がるような気がします。以外と3つのシンボルが見つからなくて、モヤモヤする時が多かったです。
他には「アツアツポテト」も好きでした。これは、最後の最後まで勝敗がわからず、大逆転する可能性を常に秘めているので、最後までハラハラするところが面白いです。
このように様々な遊び方と面白さがあるので、コンパクトながらも様々なゲームを楽しむことができます。
まとめ
「ドブル」は子どもも大人もつい夢中になってしまう、ファミリー向けのボードゲームでした。この手軽さとコンパクトさで、このようなゲームなら、一家に一つあっても良いのではないでしょうか。
お子さんがいるご家庭では、ぜひ「ドブル」で遊んでみて下さい。