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協力して花火を上げよう!ボードゲーム「花火(HANABI)」レビュー

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プレイヤーは花火大会で導火線と発射薬を誤って混ぜてしまった、花火職人です。すでに花火大会は始まっていて、職人達はパニック寸前です。花火大会を無事に成功させるために、職人達は協力し合って、大惨事を防ぎます。それがこのゲームの目的です。

基本情報

プレイ人数:2人~5人

プレイ時間:約30分

対象年齢:8歳以上

ゲームデザイン:アントワーヌ・ボザ

イラスト:ジェラルド・ゲルレ

「花火(HANABI)」はどんなゲーム?

「花火(HANABI)」はカードを使った、プレイヤー協力型ゲームです。

プレイヤー同士が協力して素晴らしい花火を打ち上げるためにプレイしていきます。プレイヤー同士で情報を与え合い、他のプレイヤーの発言したことをよく覚えていきながらプレイしていくことが、花火大会成功への秘訣となります。

ゲームの遊び方

ゲームの準備

青のトークン8枚をゲームの箱に全ていれ、赤のトークンは箱の脇に3枚置いておきます。

     

そして、プレイ人数に応じて、各プレイヤーへ決められた枚数のカードを配ります。

*このゲームでは自分に配られたカードは自分でみることができません。つまり、他のプレイヤーに見えるように手札を持たなければなりません。自分の手札は裏向きのままです。

ゲーム中に自分の手札のカードを見てしまった場合は、花火職人としての名誉を失ってしまいます。絶対に避けましょう。

ゲームの進行

適当な方法で先番プレイヤーを決めて、時計回りにゲームは進行していきます。

自分の番になったプレイヤーは以下の3つのアクションから1つを選んで実行しなければなりません。パスはできません。

  1. 情報を他のプレイヤーに1つ与える
  2. カード1枚を捨て札にする
  3. カード1枚をプレイする

1、情報を他のプレイヤーに1つ与える

このアクションを実行する場合は、箱の中から青トークンを1枚取り、赤トークンと同じ場所に置きます。箱に青のトークンがない場合は実行できません。そうすることで、プレイヤー1人の手札についての情報をそのプレイヤーへ教えることが可能です。

情報を教えるポイントは以下の通りのみです。

①カードの色、1色についての情報のみ。

例:「あなたは一番右に黄色のカードを1枚持っています」「あなたはこことここに赤のカードを2枚持っています」

②カードの数字1つについての情報のみ。

例:「あなたは数字の3のカードを一番左に持っています」「あなたは2のカードをこことここに2枚持っています」

*情報を伝える時は、完全な情報を他のプレイヤーに伝えなければなりません。例えば、2のカードを2枚持っているのに、1枚しかないと伝えることはルール違反となります。

2、カードを1枚捨て札にする。

このアクションを実行する場合には、青のトークン1枚を箱に戻すことが必要になります。青のトークンが箱に全部ある場合はこのアクションは実行できません。

青トークンを1枚箱に戻すことで、自分の手札のカードを1枚を捨て札にすることができます。捨て札は山札の横に表向きにして置いておきます。カードを1枚捨てたら、山札から新たに1枚引き、裏向きのまま自分の手札に加えます。

3、カード1枚をプレイする。

このアクションを実行する場合は、自分の手札のカードを1枚を取って、自分の前に置きます。カードを目の前に置いたら、以下のどれかの結果になります。

①自分の前に置いたカードで花火を作り始める。あるいは、すでに場に出ている花火に加えることができる。

②自分の目の前に置いたカードが上記①の条件にどれも当てはまらない場合、置いたカードを捨て札にして、赤のトークン1枚を箱に入れる。その後にそのプレイヤーは山札から新しいカードを1枚引き、裏向きのまま自分の手札に加えます。

花火の作り方

花火は各色につき、1つ作ることができます。

各色とも1~5まで、数少ないカードから昇順で追加しなければなりません。(1から始まり、2、3、4、5と続きます。)

各色とも同じ数字は1枚ずつでしか追加することができません。(したがって、全部で5枚です)

あるプレイヤーがいずれかの色を完成させた時、(数字の5までのカードを揃える)青のトークン1枚を無条件で箱に戻すことができます。手札を捨てる必要はありません。

ゲームの終了

ゲームの終了には3通りのパターンがあります。

1、3枚目の赤トークンが箱の中に入った場合、その時点でゲームは終了となり、全てのプレイヤーの敗北となります。花火大会は失敗です。

2、山札のカードが無くなる前に5色の花火が全て完成したら、その時点でゲームは終了となります。この場合ですとプレイヤー達の完全勝利となり、最高点の25点を獲得します。

3、山札の最後の1枚のカードが引かれた場合、ゲームは終了となります。この場合、最後のプレイヤーも含めて、各プレイヤーはこの後1回ずつ手番を実行します。最後の手番が終了したら、ゲームは終了となり、点数計算を行います。点数計算は5色ある各花火の最も大きい数字の合計となります。獲得した得点により、花火の評価が決まります。

感想:遊びやすいが意外と難しい

ゲームのルールを聞いただけだと、簡単にクリアできそうなイメージを抱く方は多いと思いますが、これが案外難しいです。運がよくないと最高点は中々取れないと思います。

このゲームは情報を与える意外では会話をすることができないので、情報を与えることで他のプレイヤーの意図を察することが重要になります。どの色を狙うか、どのコンボを狙っていくか。ゲーム終了後にはプレイヤー同士で「あのときの情報はなんのため?」とか答えあわせをすると思います。

このゲームには追加ルールでさらに難しくしたりもできますので、既存のルールに飽きても新鮮な感覚で遊ぶことができます。

ルール自体も簡単で手軽に持ち運びも楽なので、ボードゲーム初心者も協力系ゲームをやってみたいという人にはとても入りやすいと思います。

まとめ

遊びやすく、カードのデザインも綺麗ですので、初心者でも遊びやすい協力系ボードゲームだと思います。ボードゲームに慣れた人でも最高点を狙ったり、追加ルールで遊ぶなどできるので、どんな人でも楽しめるボードゲームだと思います。

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