「ドメモ」は数字が書いてあるタイルを使った数字当てゲームです。難しいルールはなく、手軽に遊ぶ事ができます。それでも単純なゲームではなく、駆引きの要素もあるのでシンプルながらも奥深いゲームとなっています。
実際に「ドメモ」を説明していきたいと思います。
基本情報
プレイ人数:2人~6人
対象年齢:6歳以上
プレイ時間:5分~15分
デザイナー:アレックス・ランドルフ
ゲームのルール
①ゲームの準備
タイルをシャッフルし、プレイヤーの人数に合わせてタイルを配り、場に設置します。
プレイヤーの手元に配られたタイルは数字を決して自分からは見えないように並べます。
つまり、他のプレイヤーに数字が見えるようにタイルを設置します。
タイルの枚数はプレイヤー数によって決められています。
4人ですと主観でこのような感じになります。
*伏せタイルについて
ゲーム開始時から終了まで決して開かれることのないタイルです。すべてのプレイヤーは伏せタイルの数字を知ることはできません。
伏せタイルもプレイヤー人数によって数が決められています。
*公開タイルについて
公開タイルはゲーム開始時から全てのプレイヤーが見れるように公開されているタイルです。
公開タイルもプレイヤーの参加人数によって最初の枚数が決められています。
②ゲームの進行
プレイヤーは他のプレイヤーと公開タイルが見えます。
それらのタイルから自分の保有しているタイルの数字を予測します。
そして、自分が保有していると思える数字を宣言します。
その時に、宣言した数字が自分が保有するタイルにあるならば、他のプレイヤーがその宣言したタイルを取り除いてあげ、そのタイルを公開タイルに数字が見えるように置きます。
宣言したタイルが無い場合は、宣言した数字のタイルが無いことを他のプレイヤーが告げてあげます。
それらのアクションが終了したら、次のプレイヤーの番となります。
そしてこれらを繰り返していき、一番最初に手持ちのタイルの数字をすべて言い当て、自分のタイルを失くしたプレイヤーが勝者です。
*タイルの数
タイルの数はあらかじめ決められています。
数字は1~7まであり、7は7枚、6は6枚、5は5枚となっています。(つまり2は2枚です)
それらの枚数と相手のタイル、そして公開タイルを情報源として、自分のタイルの数字を当てていきます。
感想
最初は子供向けのゲームなのかな?と思っていましたが、とんでもありませんでした。
論理的思考が必要なのはもちろんなこと、駆引きの要素も含んでいる奥深いゲームです。
最初は普通に数字を予想して当てていくのですが、慣れてくると相手の宣言した数字を元に予想をすることもできます。また、嘘をつくプレイヤーが出てきます。
例えば、1のタイルは1枚ですので、相手のタイルに1のタイルがあるときに1を宣言するとします。
そうすると相手は1を宣言されたから、自分のタイルには1のタイルは無いのだろうと考えます。(相手の視点だと1が他のプレイヤーのタイルに無いから、自分に1のタイルがあると判断したと思うため)
でもその1の宣言はブラフなので、最終的には相手は混乱していきます。
自分がやった時には最終的に全員が嘘をつき、全員が混乱してしまい1から7までしらみ潰しに宣言する羽目になりました。笑。
このように、論理的思考と駆け引きが重要となるゲームです。
最後に
最初は簡単そうに見えるこのゲームですが、やってみると案外奥が深く、つい癖になってしまうようなゲームです。負けてしまうと悔しくて、勝つまではやめられないようなゲームだと思いました。
このゲームは相手の発言も大事ですので記憶力も大切です。思ったよりも知的なゲームだなぁと思いました。