2人のスパイマスターは、エージェント全員の正体を把握しています。
目的は相手の組織よりも先に味方のエージェント全員とコンタクトを取ることです。
スパイマスターの告げる単語を元に、現場諜報員は他のエージェントをみつけましょう。
基本情報
プレイ人数:2人~8人以上
競技性重視:4人~8人以上
対象年齢:14歳以上
プレイ時間:約15分
ゲームデザイナー:ヴラーダ・フヴァチル
コードネームはどんなゲーム?
スパイマスターは順番にヒントの言葉を1つずつ発表していきます。
現場のエージェントはスパイマスターの言葉をヒントにして、正解の言葉を推測していきます。
先に自分のチームのエージェント全員とコンタクトしたチームが勝利です。
基本的なゲームの流れ
ゲームの準備
プレイヤー人数とゲーム熟練度が大体同じになるように青のチームと赤のチームの2つのチームに分かれます。
各チームからスパイマスターを一人ずつ選び、テーブルの同じ側の席に座ります。
スパイマスター以外のプレイヤーは現地諜報員として、スパイマスターの反対側の席に座ります。
そして、コードネームのカードをランダムに縦5枚×横5枚の計25枚テーブルの中心に並べます。
次にスパイマスターはキーカードをランダムに1枚選びます。
そのキーカードーをスタンドに立て、現場諜報員に見られないように、スパイマスターだけが見られるようにします。
キーカードに描かれているのは、テーブルのコードネームカードの配置に対応しています。
キーカードの下側がスパイマスター側の向きとなっております。青いマスは、青のエージェントであり、青の現場諜報員が推測しなければならない言葉に対応しています。
同様に、赤いマスは赤のエージェントであり、赤の現場諜報員が推測しなければならない言葉に対応しています。
薄い色のマスは一般人を表し、黒いマスは誰もが接触してはいけない暗殺者を表しています。
ゲームの手順
まずは先攻と後攻をきめますが、それはゲームの準備の時にランダムで選んだキーカードの端に描かれている色のチームが先攻となります。
スパイマスターのヒント
まずはスパイマスターがキーカードの記されている情報を頼りに、自分のチームのエージェントのコードネームを当てるためのヒントとなる言葉を1つ考え、全員に分かるように発言します。
そのヒントとなる言葉は常に単語一つでなければなりません。追加のヒントを与えるのもだめです。
ヒントとなる言葉が複数のコードネームカードのヒントとなっている場合は、ヒントの言葉に加え、その枚数も宣言することができます。
例:「バット」と「ボール」の二つのコードネームカードのヒントを与えるとします。どちらの単語も「野球」に関することなので、ヒントは「野球、2枚」と宣言します。
エージェントとのコンタクト
スパイマスターがヒントを出し終えたら、そのチームの現場諜報員は、そのヒントを元に推測し、エージェントと接触しなければなりません。
チーム内の諜報員一人がテーブルにあるコードネームカードの中の1枚に触れることで、チームが推測した公式な見解とみなします。
・現場諜報員が自分のチームのエージェントと接触した場合、スパイマスターはそのコードネームカードの上に、自分のチームの色のエージェントカードを乗せます。
これは、自分のチームのエージェントと接触が成功したことであり、そのチームは引き続き他のカードの推測をすることができます。
・現場諜報員が一般人のカードに触れた場合は、スパイマスターはそのコードネームカードに一般人カードを乗せます。
これは自分のチームのエージェントと接触できなかったため、このチームのターンはここで終了し、相手チームのターンとなります。
・現場諜報員が他のチームのエージェントに触れた場合は、スパイマスターは相手のチームの色のエージェントカードを触れたコードネームカードに乗せます。
これは相手のエージェントと接触してしまったために、相手に有利になってしまうことになりました。そして、そのチームのターンは終了してしまいます。
・現諜報員が暗殺者に触れた場合は、スパイマスターは暗殺者のカードを触れたコードネームカードに乗せます。
こうなると暗殺者のカードに触れたチームは即敗北となってしまいます。
現場諜報員は最低でも1つは推測して、コードネームカードを指定しなければなりません。
誤った推測をしてしまった場合は、相手のターンとなりますが、推測が成功したら続けて自分のチームのターンのまま、推測を続行することができます。
2回目以降はいつでも推測をやめて、自分のチームのターンを終了させることができます。
基本的にはスパイマスターが宣言した枚数分のカードを選択したいところです。
ゲームの勝敗
ゲームの勝敗は自分のチームのエージェントカードが全て乗せられた時点で、そのチームの勝利となります。
他のパターンとしては、誤って相手のエージェントに触れて、相手のエージェントカードが全て乗った場合は、相手チームの勝利となります。
また、暗殺者に触れた場合は、その時点で暗殺者に触れたチームの敗北となります。
感想:思っていたよりも難しいゲーム
最初は難易度的に簡単なのではと思っていましたが、実際にプレイすると結構難しいゲームでした。
スパイマスターとなるプレイヤーはキーカードに対応した、何枚かのコードネームカードの単語の共通点をうまく見出して、ヒントとなる単語を発言しなければなりません。
これが1枚だけのヒントだったら、絶対にゲームには勝てませんので、基本的には2枚以上ヒントとなる単語を出していかなければなりません。
コードネームカードに共通するようなヒントを見出すことができない単語だらけだったら、そのゲームは非常に苦労することは間違いないでしょう。
ちょっとした戦略としては、多少イメージしにくいヒントでも、現場諜報員の推測が正解ならば、推測を続行することができます。最初に3枚のヒントを与えられ、2枚目までは順調に当てられたが、3枚目は外してしまった場合は、次のターンの推測で当てることも可能です。
推測できる回数は、推測が成功すれば、スパイマスターの宣言した枚数よりも1枚多く推測することが可能です。
まとめ
コードネームは言葉を使ったゲームですので、会話が必然と盛り上がるようになります。斜め上をいくような発想のヒントなどがでると、大爆笑です。
どっちが勝っても楽しめるので、パーティ向けのゲームかと思います。
コードネームは連想ゲームの延長線のようなゲームですが、工夫することでこんなにも面白くなるんだなぁと感心しました。